今日は、マルサラから車で30分ほどのところにある、モツィア島に最初に行きました。
紀元前8世紀頃からフェニキア人が住んでいて、島内にフェニキア人によって建設された数多くの神殿や城壁、住居などの遺構が残っています*1。
対岸の塩田の近くにある船着場から、渡し船で10分ほどでモツィア島に着きます。島に入るときに入館料(?)を支払って、まずは博物館へ。
…展示の仕方が雑(´□`)。。。
重要なものが数多く展示されているのに、なかなかにテキトーな感じにあふれたディスプレイです。。。
しかし、島内の遺跡は圧巻です。バアルやアスタルテの神殿、城壁や城門などがいたるところに残っていて、じっくり回ると1日コースです。
島ということもあってなかなか風も強いので*2、歩くのもなかなかに一苦労ではあります。
なんだかんだで3時間以上、小さな島を歩き回ることになりましたヽ( ・∀・)ノ。
モツィアからは内陸部に分け入って、サレーミに向かいました。サレーミも歴史の古い街ですが、ガイドブックにも載っていない、相当マイナーな小都市です。
ここの一番の見所は、街の中心部の丘に建っている、アラブ〜ノルマン時代の城塞。午後3時半からオープン予定で、到着したのが午後3時半。まさにぴったり(´∀`)。
…ちっともオープンしません(;´Д`)。
15分ほど待っていたのですが、同じように待っていたイタリア人のご家族のお父さんがどこからか係員を見つけ出してオープンさせるという離れ業に成功(゜∀゜) !建物の内部にも、そこかしこにアラブ風の意匠・技法が使われていることがわかりました。
それどころか、お父さんのさらなる活躍で、いつもはもしかしたら開いていない、塔にまで入ることができましたヽ( ・∀・)ノ。
塔のてっぺんからの景色はまさに絶景!
シチリア中東部の地形や土地利用なども、なんとなく理解できる良い経験になりました。
サレーミはあくまでも中継地。そこからさらに車を走らせて、次の目的地へ向かいました(・∀・)。 (と)