パレルモのプンタ・ライジ国際空港(ファルコーネ・ボルセリーノ空港)へは、パレルモ中央駅を発着するバスを利用するのが一般的です。鉄道もあるのですが、長年改修工事をおこなっていて使えませんでした。
ですが!
去年の秋に改修工事がひと段落して、中央駅と空港を結ぶ鉄道が(再)開通したらしいです(・∀・)。
そんなわけで、今日は鉄道を使って空港に行ってみることにしました。
まずは、駅まで行かなければなりません。パレルモ中央駅へ行ってもいいのですが、今日は市バス102系統を使ってパレルモ・ノタルバルトロ駅へ行きました。ノタルバルトロ駅は、市内のトラムの起点にもなっていて、中央駅を補完する意味を持つ主要駅です。
ノタルバルトロ駅から空港への電車は、毎時0分と30分発とわかりやすいダイヤです*1。そのうち、0分発は快速で、ノタルバルトロ駅から空港まで31分で到達しますが、30分発は各駅停車で、46分かかります。中央駅からはこれに25分余計にかかる計算です。
わたくしは今日は、30分発の各停で空港に向かいました。車両はイタリア国鉄ではおなじみ、アルストム社の「ジャズ」でした。ローマの空港とテルミニ駅を結ぶ「レオナルド・エクスプレス」などでもおなじみの車両ですね(・∀・)。
んで各停。長年改修工事をやっていただけあって、路線は整備されています。パレルモ市内はほぼ地下化*2されていますし、市外へ出た後も各地にトンネルなどを作って、路線改良をしたと思しき感じです。
…が、その割には各停はとってものんびり走ります(´∀`)。駅ごとに、だいたい1~2分停車するし、スピードもそんなに出しません。最初はダイヤが乱れているのかと思ったほどです(笑)。
まぁ、その分車窓からの景色をじっくり堪能できましたが。
電車は定刻に空港に到着しました。駅はエレベーターやエスカレーターで、空港と直結しています。
この鉄道、(現時点では)なかなかに空いているので快適です。ただ、バスと料金や時間に大差がないので、市内中心部をこまめに停まっていくバスの方が便利ではありますね。一方で駅の近い王宮やノタルバルトロ駅付近などにホテルがある場合や、パレルモを経由してそのままチェファルやアグリジェントに鉄道で行く、といった場合には、鉄道の方が便利かもしれません。
まぁいずれにせよ、選択肢が増えたのは喜ばしいことですヽ( ・∀・)ノ。 (と)