(と)の道楽日記 (Ver. 2)

 (と)が相変わらず、適当なことを書いています。

夏の砦

thutmes2017-07-30



今日は、東京を発つ前に、目白の学習院大学へ。目的は、昨日・今日とおこなわれているオープンキャンパス…ではなく、史料館で開催中の「『夏の砦』展」を見るためです(・∀・)。


『夏の砦』は、辻邦生氏の初期の長編小説。奥様の辻佐保子先生*1とそのご実家(後藤家)が、構想の基礎になっている作品です。
そんなわけで展示も、佐保子先生や後藤家に関するものが、特に充実していたように思います。


スペースがそんなに広いわけではないので、展示できるものには限りがあるのですが、それでも『夏の砦』が構想され、刊行されるまでの経緯や刊行後のあれこれ、そしてさまざまな人間関係が、よく分かるように工夫された展示になっていたと思いますヽ( ・∀・)ノ。


オープンキャンパスをやっているはずなのに、(午前中のせいか)あまり訪れる人も少なかったので*2、たっぷりじっくり展示を堪能することができました。
そしてなかなか立ち去りがたく、結局1時間あまり、史料館に滞在してしまいました(・∀・)。


7〜8月の風物詩のように、(わたくしの中では)なりつつある、辻邦生氏関連の展示会。これからも末長く続いてくれると嬉しいです(´∀`)。 (と)

*1:日本を代表する、ビザンツ美術、西洋中世美術の研究者でした。

*2:去年、一昨年の展示の時はお昼過ぎ〜午後に訪れたと思うのですが、もう少し人がいたような記憶があります。